■「IQよりもEQ」AI時代に求められる部下からのアプローチ
そして、今の時代だからこそ、部下からのアプローチが組織をより強くできる可能性があるという。
「今だったら図にしても企画書にしても、生成AIを使ったら70点くらいのものがあっという間にできる。要は今まですごいストロングポイントだったと思っているものがそうじゃなくなっている。変化しなくちゃいけなくなっているのがどんどん速くなっていて。どう考えても若い人の方が変化に強い。上司が仕事ができた方が部下も仕事がしやすい。だから仕事がしにくいのは、変化をしないこと。なんとかしてボスにもそれを教えてあげたらいいのではないか」
こうした変化の激しい時代におけるコミュニケーションについて、川口氏も次のように語る。
「日本は新卒一括採用、終身雇用、年功序列という太い幹のようなレールがあったが、今は不確実な時代でそういったところがない。みんなどこにどう行けばいいのかわからない中で、必ずしも正しい情報が上司から部下に絶対にいくわけでもないので、部下側から上司に対して提案したり、自分たちからもボールを拾っていく、そういったことも含めてより重要になってくる」(川口氏、以下同)
「また、AIの話をしていたが、大体7割くらいの仕事ができるというのは本当にそうだと思う。ホワイトカラーの仕事はまさに直面すると思うが、そうなった時に最近言われてるのが、IQよりもEQ。心の知能指数と呼ばれる、感情的なところへの理解や感情のコントロール、EQの指数の方が重視されてきている」
「そうなるとコミュニケーション。その中においては上司から部下からというのはなく、みんなでしっかりコミュニケーションを取っていきましょうというのがより重要になるのではないか」
さらに、企業が変化に適応していく中で、若手の新しい視点が重要になると指摘する。
「変化に適応していかないといけないとなった時に、新規事業をやろうとか今までの既存事業を見直そうとする中で、どうしても新しい視点が欲しい。そうなった時に、現場のリアルな情報を持っている若手や下のレイヤーから『こういうことをやるのはどうでしょう』というのはすごく説得力もあると思う」
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