部下が上司を“使う”「ボス・マネジメント」のススメ「指示が曖昧」「相談しても改善されない」上司との関係で悩む人6割…部下が身に着けるべき“テクニック”専門家が解説

わたしとニュース
(5/5) 記事の先頭へ戻る

■管理職の過酷な現実と「マミートラック」脱出の鍵

 Job総研の上司と部下の意識調査(2026年)によると、上司との関わりで「とても困っている」「困っている」「どちらかと言えば困っている」と答えた部下が6割以上に上った。困っている事柄としては、「指示が曖昧」「相談しても改善されない」「話しかけにくい」などが挙げられた。

 自身も中間管理職であるという川口氏は、上司側の過酷な現状について次のように明かす。

「今の管理職は“罰ゲーム”と呼ばれるくらい本当にやることがいっぱい。昔のように上から『これをやりなさい』というリーダーシップ的な振る舞い、強く命令・指示をするスタイルではなくなってきていると言われている。なおかつプレイヤーとしても業務を行う、いわゆるプレイングマネージャー。それは確かに指示が曖昧になってしまうなと思いながらやってはいる。それぐらい管理職や上司と言われるレイヤーの方々もやることがいっぱい増えてきているので、逆に下側から提案されることに対して、心強く感じる部分もあると思う。そういったところをうまく使えるようになるといいのかな」

 中尾氏によると、このボス・マネジメントには「部下の評価されない悩みの解消にも役立つ可能性がある」という。

「(手順として)上司の力を借りるために、部下個人orチームの状況を上司に正確に伝える。1〜2週間ごとに進捗報告も兼ねて、自己評価も書いて上司へ提出」(中尾氏)

 川口氏は、仮にここまでできないとしても、コミュニケーションで補える側面もあるとして次のように締め括った。

「自分がどういう状況か、1on1で何をどういう風に話すか。直属の上司とコミュニケーションを取るというのはすごく重要なこと」

 変化の激しい時代において、組織を前進させるためには、上司から部下への指示だけでなく、部下から上司への積極的な働きかけがますます重要になってきているようだ。

(『わたしとニュース』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(8枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る