7月1日よる8時5分のことだった。大友氏にメッセージが届く。
「初めまして、こんばんは。ABEMAで拝見しフォローさせていただきました。最近生きるのにも疲れてきたんで、秋葉のように楽しくやってタヒもイイかとよく思うようになりました。世間は否定が強い傾向なのが理解に苦しみます。意見をもらえたら嬉しいです」
大友氏はこう返信した。
「法に触れることは明確に否定しますが、それは世間の否定と同義になりますか?」
大友氏によると、毛利容疑者は「秋葉原のような事件を起こして最低でも7人の命を奪って、遺族の記憶に残るような伝説になりたいみたいな」思いを抱いていたという。やがて身の上話も始まり、やり取りは1日2往復ほど。だが、ある一言で空気が変わる。大友氏が尋ねていないのにも関わらず、毛利容疑者は「覚悟を決めて東京へ片道切符で行きます」と伝えてきた。
大友氏は単刀直入に聞いた。
「事件を起こすつもりですか」
すると毛利容疑者は…
「言及は差し控えたい」
大友氏はこのメッセージについて、「他の人から持ってきた言葉じゃなく、オリジナルのような印象を受けた。“この人、本気でやろうとしている”空気感を感じた」という。 7月11日、大友氏は警察に相談。富山県警につながれ、情報を伝えた。さらに「13日夜の夜行バスで14日早朝新宿着」という情報も伝えた。そして翌7月12日、毛利容疑者は殺人予備の疑いで逮捕された。
実は大友氏の通報は、これまで空振りも多かったという。
殺人予備罪の難しさ
