そして、今回の逮捕には難しさもある。殺人予備罪は「殺しようと考え準備した」段階で罰する。内心の計画をどこまで証拠で示せるか、立件のハードルは高いとされる。 阪口采香弁護士は「SNSのコメントや計画だけでは立証は困難です。それに沿うような客観的証拠があるかどうか。殺人を犯す動機があるかどうかなど様々な事情を考慮して判断されます」と解説する。
過去にはオウム真理教の一連の事件で殺人予備容疑で捜索が行われた例があるが、刑は最高で2年。仮に有罪でもいずれ社会に戻る。
「死ぬために人を巻き込もうとする人」をどう見守り再犯をどう防ぐのか。犯罪心理学者の出口保行氏は「本人がリスクとコストをどれくらい意識していたのか。それが一番重要なポイントになってくる」と指摘する。大友氏は「やっぱり孤立させちゃうと、今回も一人で暴走したら本当誰も止められなかったかもしれないし」と語る。
加藤元死刑囚は犯行当日の早朝、インターネットの掲示板にこう書き込んでいた。
「秋葉原で人を殺します」
「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフ使います」
「みなさんさようなら」
この書き込みのおよそ7時間後、事件は起きた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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