「泣きながら飯食ってる」山川豊(67)抗がん剤の壮絶な副作用、激痛に耐えながら…長男と挑んだディナーショーで見せた“プロの姿”「ステージが一番、最高」

(3/8) 記事の先頭へ戻る

脳や骨に転移…マイクも握れない日々

 肺がんステージ4の5年生存率は、約6〜8%だ(国立がん研究センター)。江戸川病院副院長で、がん薬物療法専門医の明星智洋医師は「肺がんのステージ4は、脳や骨に転移している状況。手術で切って治すとか、放射線で焼いて治すことが難しい。治療法は抗がん剤治療がメインになる。通常想像するような抗がん剤治療は、髪の毛が抜けたり、吐き気がきたり、免疫が落ちたりという副作用を想像すると思うが、実は20年ほど前に分子標的薬というピンポイントでがん細胞だけを狙い撃ちする薬が開発された」と説明する。

 2021年、山川は大手芸能事務所から独立し、個人事務所を設立した。紅白11回の出場を誇る国民的演歌歌手のイメージからすると、少々こぢんまりとしたマンションの一室だ。

「これが口内炎の塗り薬。痛いんだもう。泣きながら飯食っています。水飲めないんだもん、しみてくるから。あと爪がこんなになっていますよ。もうすごいでしょ。爪が変わっちゃったでしょう。割れてきているんですよ。突然こんなのが出てくるんですよ」

 抗がん剤の副作用で、指先があかぎれのようにひび割れる痛みで、マイクを握ることすらできなかった。「洗い物とか、ちょっとぶつけただけでも飛び上がりますよ。痛くて」と、ステロイド系の塗り薬を手に取る。現在がんの進行は小康状態というが、抗がん剤の副作用は大きく、腕には大きな湿疹が。「ずっとこれと付き合っていかないといけない」。これが、がん闘病のリアルだ。

 明星医師は「山川さんに皮膚の症状が出るのは、そこの皮膚を(薬で)攻撃したから。通常の抗がん剤治療との副作用と比べると、圧倒的に副作用は少ない。一方で、患者さんにとったら、通常の抗がん剤治療は体験していないので、楽とはなかなか思えないことも結構ある」と説明する。

きょうだいはショック「『もう死ぬんやな』と」
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(26枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る