絶対にがんに負けられない理由があった
山川を“アニキ”と慕う演歌歌手・徳永ゆうきが楽屋に顔を見せた。「すごいテンポよく焼き肉を焼いてくださる。気づいたら肉が5〜6枚、小皿に乗っていて……」。徳永にとっても、山川の体調は気掛かり。でも笑いを届けたいと、山川の「どういう感じだったの車掌さん」とのフリに、「ご乗車ありがとうございます、終点千葉、千葉です」といったモノマネで返した。
楽しいひととき。しかし、がん治療薬を飲む瞬間は現実に戻る。「こういう病気をすると、(若者たちが)特に新鮮なんですよね。病気していない時は何か当たり前のように、当たり前に歌ったり、おしゃべりしたりというのはあるけど。病気をすると、それがまた違ってくる。楽しいことがあると、すぐ寂しくなってくる。ちょっと理解できないと思うけど……」。
山川には、絶対にがんに負けられない理由があった。愛娘の奈津美さんが、晴れの舞台を迎えようとしていたのだ。
「見せてあげたいというのもあったので、ドレスとか結婚式の姿とか。わからない、こればっかりは。病気もどういう風に進行するのかわからないから、見せてあげたいなと。でもめっちゃ今も元気だからよかった」と、奈津美さんは語る。
これに長男の隼也さんが「泣いちゃうんじゃないですかね。もう号泣じゃないですか。あんまり泣くというイメージの人じゃないから、どうなるのかイメージがない。ただどうなるのか……という感じ」と返すと、奈津美さんは「バージンロード歩いてる時、どうなるんだろう」と応じた。
娘への祝福を前に、山川は「まだ大丈夫でしょ。(結婚式の)7月までは、なんとか7月まで持たせないとね」と語っていた。
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