きょうだいはショック「『もう死ぬんやな』と」
楽とは言えないことが、もう1つある。「女房任せだったから、本当に何にも知らない」。独立を決めた翌年、22年連れ添った妻と離婚し、1人マンション住まいに。闘病生活を支えてくれたのは、実の息子だった。「一番心配なのは、坊主と2人でやっていて、(お金を)わからない同士がやっているから」。山川から坊主と呼ばれるのは、長男でマネージャーの隼也さんだ。
山川の3つ上の姉・畑中奈津枝さんは、がん発症当時のショックが忘れられないという。「1回目の電話で『俺、がんや』って言ったんです。もう私たちは古いから、がんと言うともう死になる。脳にも転移しているし、骨にもと言うから、『もう死ぬんやな』と。もうそれしか頭になかった」。
一方、妹の城山美穂子さんは、「もう真っ白ですよ、私らも。『何言ってんの?』みたいな。本人も真っ白ですけど、すごくショックで、姉ももう泣いていましたし」と明かす。
実兄である演歌歌手・鳥羽一郎も、「びっくりしましたよ。いきなりですからね、言葉のかけようないじゃないですか。『ちゃんと精密検査して。それが先決だから』ということを言ったけど、かなり弱気になっていた」と話す。
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