将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第5局が8月26、27日の両日、徳島市の「渭水苑」で行われ、藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、24)が挑戦者の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)を下し、シリーズ成績を3勝2敗とした。防衛と7連覇に王手をかけた本局は、藤井王位が披露した新構想と華麗な飛車の躍動が光る“完勝譜”となり、解説陣やファンを大きく熱狂させた。
シリーズの主導権を握るための絶対に負けられない大一番で、先手番を握った藤井王位はプロの常識をも覆す驚愕の指し回しを見せた。王様の守りの急所である金を玉から離し、逆に飛車を玉に近づけるというセオリーを無視した新構想を披露。
ABEMAで解説を務めた横山泰明七段(45)は「すごい発想。これで先手が良くなるなんて革命的。升田幸三賞にも値する衝撃的な一手だった」と手放しで絶賛し、同じく解説の戸辺誠七段(40)も「升田幸三先生が喜んでくれそうな構想」「ロマンあふれる指し回し」と、その独創的でスケールの大きな作戦に魅了された様子を見せた。
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