Mリーグ2023-24シーズンで2度目の優勝を飾り、2024-25シーズンでは準優勝。近年、安定した強さを見せていたU-NEXT Piratesだったが、昨期はレギュラーシーズンを終えて8位(▲622.4ポイント)と不振に陥った。オフシーズンでは、これまでチームを支えてきた“船長”小林剛(麻将連合)の退団が発表。そんな中で、仲林圭(協会)はパイレーツを再び常勝軍団に押し上げようとしている。
―昨期の個人成績は33位(▲219.9ポイント)だった。振り返りを。
開幕戦で四暗刻をアガって、いい滑り出しだったんですけど、そこからずっと苦しい時期が続きました。特に12月から1月にかけてチームで1000ポイントくらい負けたんですよ。あの時は厳しかったですね。自分たちも「本当にこの麻雀で合ってるのか」と疑心暗鬼にもなりました。
でも、ちゃんと見直したら、それぞれ選択は間違っていなくて、ただ結果はいいものにならなかったという風にまとまりました。みんなで精神的にブレないように、支え合った…と言うと大袈裟ですけど、そういう感じでした。
やっぱりこれだけ長く麻雀をやってきているので、波が来るのは知っています。そういった時に腐らず、ちゃんとまた勉強し直すことが大事だと思います。新しい選手が入ってきて、その選手に対応できていない部分とかはあるかもしれないので、その部分をちゃんと見直す作業をすることに振り切った感じでした。
―チームを初期から支えてきた小林剛さんが退団となった。
一言目は「マジで?」でした。発表がある直前に聞いたんですよ。僕が聞いて、その後みずちゃん(瑞原明奈)、次の日の朝に(鈴木)優さんという流れだったと思うんですけど、辛かったですね。入れ替えのレギュレーションに引っかかってないのに交代というのは、勝手にないものだと思っていました。
―オフシーズン、小林さんとはチームイベントで過ごした。その時に抱いた印象は。
「小林剛はすごいな」と思いました。そういうでき事がたくさんありましたね。感謝祭で仙台、大阪、名古屋、東京を回ったんですけど、パイレーツに対する感謝と、クルーの皆さんに対する気持ちが本当に全面に出ていました。「すごく良い8年間を過ごさせていただいた」と言っていました。この人はやっぱり人間として素晴らしいと思いましたし、こういう麻雀プロに自分もならないといけないと改めて感じました。お手本のような存在だと思います。
―小林さんの発言や行動で仲林さんの中に印象的に残っていることはあるか。
初心者に対して、麻雀上級者がどういう態度を取るかをすごく気にしているんです。誰だって始めは初心者で、卓に座れば不安になることもあると思うんですけど、そういう経験から、積極的に声をかけてあげているんです。Mリーグには芸能界でも活躍する萩原聖人さん(TEAM雷電)、岡田紗佳さん(KADOKAWAサクラナイツ)がいますけど、そういった方が麻雀を好きになるきっかけを増やして、興味を持ってくれた方々を逃さないようにしているのが剛さんだと思うんです。そういう部分が一貫していますし、麻雀界にとって大事な人間だなと改めて思います。
我々パイレーツは剛さんの思いを引き継いで、ファンの方たち、初心者の人たちに丁寧に接していこうと思います。放送対局でも、初心者の方が見やすいように打牌をするとか、そういうことはすごく大事にしています。
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