昨期、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)はレギュラーシーズンをプラスで終えながら、ポストシーズンでは苦しい戦いが続いた。チームは準優勝まで進んだが、本人が振り返る言葉は「5年やった中で一番しんどかった」。試合後に一人で泣いた夜もあり、一時は麻雀そのものから離れたいと思うほど追い込まれた。それでもオフにたどり着いたのは、「自分のために打つ」という原点。麻雀を嫌いにならないために、今期はもう一度、自分自身の楽しさを大切にする。
―昨期はレギュラーシーズンでプラスだった一方、ポストシーズンでは苦しい戦いが続いた。振り返ってどう感じているか。
一番しんどかったです。Mリーグを5年やった中で一番しんどかったですね。最後の方は毎試合後すごくしんどくて、家で一人で大泣きした日もあります。脳がつらいことを思い出さないようにしているのか、当時の牌譜とかが何も思い出せないんですよ。昔からそうなんですが、嫌なことや悪いことはすぐに忘れちゃうんです。記憶に蓋がかかっている感じです。
―精神的な負担も大きかったのか。
(亡くなった)前原雄大さんのこともあったので、ファンの方からの期待や「今年は優勝してほしい」という声が、怖いくらいのしかかっていたように思います。
他の3人と比べて、私だけ前原さんとの関わりがなかったので、そういう自分がマイナスをして邪魔…をしているわけでもないんですが、その状況もしんどかったんだと思います。
SNSはあまり見ないようにしていましたが、「今年は優勝しないと」ということはたくさん言われました。
けれども私が実際にポイントを減らして、チームが優勝から遠ざかっていく。その事実もしんどかったです。
―麻雀そのものを楽しめない時期でもあったか。
全く楽しくなかったです。滝沢さん(滝沢和典)が監督になってくれて序盤はすごく良かったんですが、後半に自分が負けている時、滝沢さんから「麻雀楽しいですか?」と聞かれて、即答で「楽しくないです」と答えるような状況でした。
結果としてチームは準優勝でしたけど、昨シーズンのポジション的に優勝以外は負けだったので、少なからず自分のせいだなと感じていて、昨期はしんどかったですね。
―今期へ向けて、変えるところと変えないところをどのように考えているか。
昨期が終わってから、ずっと麻雀に触れたくなくて離れていました。シーズン中は期待の声をかけてもらうこと自体がすごくしんどくなっていて。
自分の家族はすごく楽しみに見てくれているんですが、「あなたが麻雀を打っている姿を見るだけでいい」「麻雀をしているところを見るのが生きがい」と言われた時に、「じゃあ私は一生麻雀をしていかなきゃいけないんだ」と受け止めてしまったこともありました。
応援してもらっているのに、「私はまだ麻雀を打たなきゃいけないんだ」と思ってしまっていたんです。
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