組んで勝ち、割れて破れる
ジャーナリストの青山和弘氏は「選挙では基地問題よりも経済問題が大きな争点になった。沖縄でも左右のイデオロギー対立は過去のものになりつつある。」「かつては国が基地を沖縄に押しつけているという沖縄県民の怒りが、保守・革新の垣根を越えた。オール沖縄という大きなうねりは衝撃的だった」
約1800年前の中国・三国志、いわゆる「赤壁の戦い」では、天下を狙う曹操の大軍に対し、それまで争っていた孫権と劉備が“敵の敵は味方”と手を組み、赤壁で火攻め。大軍を打ち破った。しかし、のちに同盟は割れ、刃を向け合い、結果的に天下を取ったのは、どちらでもなかった。
組んで勝ち、割れて敗れる。沖縄にもそんな12年間があった。沖縄県知事の座は、本土復帰以降、保守と革新を行き来していた。その両者をひとつの舟に乗せたのが「オール沖縄」だ。時は2014年の沖縄県知事選にさかのぼる。
「オール沖縄」圧勝も…徐々に離脱
