将棋日本シリーズJTプロ公式戦は9月26日、大阪市の「インテックス大阪」で準決勝第1局を行い、佐々木勇気八段(30)が斎藤慎太郎八段(31)に107手で勝利した。大観衆が見守る奨励会同期のライバル対決を制し、自身初となる決勝進出を決めた。
振り駒の結果、先手番は佐々木八段に決まり、戦型は「角換わり」の出だしとなった。序盤から両者が端を取り合う珍しい立ち上がりとなると、佐々木八段は「先手右玉」の構えを志向。互いに陣形を整備し合う、じっくりとした戦いへと進行していった。
中盤戦に入ると、後手の斎藤八段が積極的に動いて攻め込んでいく。これに対し、佐々木八段も引くことなく堂々と攻め合いを選択。盤上は一瞬の隙も許されない、じりじりとした濃密な攻防が繰り広げられた。難解な局面に大阪のファンも固唾を飲んで見守ったが、終盤でついに勝機が巡ってくると、佐々木八段が鋭く踏み込む。最後は激しい応酬を的確な指し回しで後手玉を寄せきり、107手で激闘に終止符を打った。
佐々木八段、斎藤八段の終局後のコメント




