■親からの謝罪は期待できない残酷な現実
しかし、東大法科大学院2年の清野孝弥氏は、親自身が非を認めた本島さんのケースは「ある意味で成功例」だと指摘する。
「本当の毒親は、絶対に自分が毒親だと気づかない。毒親でも反省できるという見方が行きすぎると、今なお声を上げられずに苦しんでいる子どもたちが『自分たちのやり場のない気持ちはどこにやればいいのか』と、いたたまれない気持ちになってしまう構造もあるのではないか」と、現実の厳しさに言及した。
実際に、家族代行サービスの現場でも、遠藤氏は「自分で受け入れて変われる可能性があるのは60代や70代の世代。80代や90代になると、自分が毒親だったと受け入れるのは非常に難しくなる」と、世代間の価値観の違いを指摘している。
遠藤氏は「かつてなら親戚や祖父母が担っていた役割を、今は外部のサービスに頼る時代になってきている」と指摘。その上で、現在進行形で毒親の介護や老い逃げに苦しむ子どもたちに向け、「まずは『誰かを頼ってもいい』と伝えたい。今は頼れる場所があるのだから、そこをまずは頼ってみるというのが一つの方法だ」と呼びかけた。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧
