バイクや軽自動車も「証拠として弱い」…弁護側が積み重ねた反証
阪口氏は「射撃残渣が出たのがバイクのカブで、『カブが逃走用に使われたのではないか』とは分かっているが、トゥデイやライフが犯行と関係した形跡は一切見られないと、裁判所が認定している。まず被告人とつながり得るのは、友人から借りていた可能性があるライフだ。『ライフがトゥデイの盗みに関わり、同時期に似たような場所で盗まれたカブがある。だからこの2つが同じ一味による犯行なのではないか』と被告人に結びついただけで、(証拠として)かなり弱い」と解説する。
加えて、「トゥデイを盗んだ時に防犯カメラに映っていたライフも、被告人が友人から借りたものだとは認定できていない。検察官は『1台に絞った』と言っているが、照会対象の地域を絞ってかけただけで、弁護側が『他の地域からライフが来ている可能性はないのか』と突っ込むと、結果として1190台あった」のだという。
こうした背景から、「被告人が友人から借りたライフと同一の可能性はあるが、同じものとは断定できないと、そこから崩れている。弁護側は検察官が出してきた証拠、1個1個に対して、『論理的に考えておかしいのでは』と逐一潰していった」とした。
弁護側としては「被告人が誰かから犯人に仕立て上げられそうになっていて、被告人がそれを知り、自分に捜査の目が向けられるかもしれないと恐れて、自分ではないから『自分は関係ない』と隠蔽しようとした、という1本の柱で全部反証できてしまう。今回も『誰かが陥れようとするなら、被告人のDNAが付いているはずの吸い殻を持ち込んで捨てた』という反証が可能になる」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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