場所前から横綱・白鵬、稀勢の里の両横綱の出場が危ぶまれ、先場所は横綱陣の中で唯一、皆勤して11勝をマークした鶴竜も右手の負傷の影響で調整の遅れが伝えられている。先場所、平幕優勝を果たし、関脇に復帰した栃ノ心は出稽古に来た大関豪栄道と互角の稽古をこなすなど、好調が報じられていたが、場所を直前に控えた稽古で左足を負傷。治療のため一時帰京したのはやや気がかりだ。
 3横綱が揃って不調。先場所の覇者のケガも気になるところで、優勝争いは混とんとした様相を呈してきた。そんな中、大関高安は連日、意欲的に稽古に励んでいる。