早大OBで日米のプロ野球でも活躍した野球解説者の小宮山悟氏(52)が、後にプロ野球選手を多数輩出した、早大野球部黄金期の練習について「あのシートノックはお金を払っても見たいほど」と、絶賛した。
小宮山氏は5月5日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。2015年の春秋で連覇をして以来、優勝争いから遠ざかっている母校について、野村徹監督時代を振り返り「あの時は練習の空気が違った。ピーンと張りつめていて。びっくりするぐらいピリピリしていたのがわかった」と話した。
野村監督時代の2002年春から同部初の4連覇、さらに4連覇目の2003年秋には同じく同部初の10戦全勝での優勝を果たしたが、小宮山氏はこのころのシートノックが素晴らしかったという。「練習の最後にシートノックがあって。あれはお金を払ってでも見たいと思うぐらい、本当に素晴らしかった。いろいろなところで野球を見てきたけれど、プロも含めて、あの時の早稲田のノックはベストに近い」と、賛辞を並べた。
当時、内野を守っていたのはファーストが武内晋一(ヤクルト)、セカンド田中浩康(横浜DeNA)、サード比嘉寿光(元広島)、ショート鳥谷敬(阪神)。全員がプロ入りする黄金世代で「本当にすごかったですよ」と、情景を思い浮かべていた。
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