5月6日に行われる対巨人8回戦に向け、横浜DeNAラミレス監督が、「スモールベースボールから攻撃野球」へ大きく舵を切った。昨日の対巨人7回戦での敗戦を受け、4連敗で4位Bクラスに沈んだチームの立て直しを急ぐ。
昨シーズンの反省から「1点、1プレー、1勝の重み」を重視する“スモールベースボール”を今シーズンのテーマに掲げた指揮官は、開幕からほぼ固定で「2番・大和」にこだわり続けた。しかし今日の試合、その大和を7番に据え、代わりにウィ―ランドと入れ替わりで1軍昇格を果たしたばかりのソトを2番で起用する。
この采配に関して、試合前に記者団の取材に応じたラミレス監督は「何かを変えないといけない」と危機感を露わにした。続けて「昇格させたソトは2番・ライトで起用する。スモールベースボールというよりは、攻撃的な野球になる」と、連敗脱出、Aクラス復帰に向けた方針転換を明言した。
一方、攻撃的野球のキーマンに指名されたソトは、今シーズン開幕直後に右ふくらはぎ痛を訴え2軍調整が続いていた。実戦復帰後6試合では打率4割5分、3本塁打と好調を維持している。
「2軍で下半身強化に取り組んできたことが、バッティングに好影響を与えている。自分の打撃に注目して欲しいが、それよりもチームの勝利に貢献したい。後ろに筒香、ロペスがいるので楽しいことになると思う」と意気込みを語ったソトのバットが、連敗脱出、Aクラス復帰の起爆剤として期待される。
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