元ロサンゼルスドジャース日本担当で、現アリゾナダイヤモンドバックス顧問を務める元スカウトの小島圭市氏(49)が、メジャー流の分析術や楽しみ方として知られる「ポジションマッチ」を紹介した。
小島氏は5月7日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。5勝1敗同士の対決となった慶大と立大の試合を見ながら、両チームを選手単位で比較するポジションマッチについて「これは両チームのスターティングメンバーを、ポジションごとに比べて、どちらが優れているか、劣っているかという見方。引き分けなしとすれば、5対4とか6対3とか、そういう予測をするゲームみたいなものです」と説明した。
まず例として挙げたのは、立大・田中と慶大・高橋亮の両先発投手。小島氏は「これは経歴と内容からしても、田中投手の方が上」とした。続いて捕手は「好みも出てくるんですが、自分は(慶大の)郡司捕手の方が勝っているかなと」と、立大の捕手・藤野よりも高い評価を出した。両捕手とも打撃成績では近い数字を残しているが「(郡司は)全体的な素養、素質、雰囲気ですね。似たようなタイプですし、キャッチャーのスキルとしても、大学生のいいところのレベル」と、付け加えていた。
(C)AbemaTV