![横浜DeNA、苦しい「捕手の台所事情」 期待の“強肩”ルーキー山本(祐)の昇格にラミレス監督「捕手に代打を出しやすくなる」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/724w/img_6f5e0d9417d350e3c54cb38c5608f950541280.jpg)
24日に行われた対中日8回戦、横浜DeNAはルーキー左腕・東が自身4勝目を手繰り寄せる粘投、さらに主砲・筒香の150号メモリアル勝ち越し弾などが飛び出して3-2で中日に競り勝った。
その試合前、期待の“強肩”ルーキー・山本祐大捕手(19)の昇格が発表された。ここまで41試合を終え、横浜DeNAのスタメンマスクは嶺井が30試合、戸柱が7試合、高城が4試合と状況に応じた併用体制が続いている。しかし、ラミレス監督が「チーム防御率ナンバー1」と信頼を寄せる嶺井は、22日からハムストリングスの違和感による2軍での調整を余儀なくされており、23日時点での1軍登録捕手は戸柱と高城の二人だった。
ラミレス監督は有事の際の捕手起用について「第3の捕手」に打撃好調のソトを指名しており、ソト自身も「2軍にいるときから言われており、準備、心構えはできている」と話しているが、不安が無いかと言えば疑問は残る。
山本の昇格について問われたラミレス監督は「沖縄のキャンプで彼はいいプレーをしていた」とルーキーのさらなる成長に期待を寄せるとともに、「これで捕手のところに代打が出しやすくなる」と本音をのぞかせており、捕手の苦しい台所事情がうかがえる。
なお昨日の試合終了後には、今シーズン4試合目のスタメンマスクをかぶり、好リードで東の4勝目を引き出した高城について「2失点に抑えてくれたので良かったと思います。明日(25日の対ヤクルト9回戦)も高城で行きます」と明言。現在チームは、2位巨人に0.5ゲーム差の3位だが、正捕手・嶺井が戻るまで、ラミレス監督の苦悩はしばらく続きそうだ。
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