![横浜DeNAルーキー東、2度の“打球直撃”も劇的勝利を呼び込む粘投 ラミレス監督「素晴らしい馬力を備えている」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/724w/img_87f919481afbb08a4c75fec991528ca0547731.jpg)
横浜DeNAのドラ1ルーキー・東克樹投手(22)が、2度にわたって打球の直撃を受けるも7回1/3、98球を投げてチームの勝利に貢献した。
5月31日に行われた横浜DeNA対楽天の2回戦は、両チームの先発・東と岸による手に汗握る投手戦が繰り広げられた。そんな中、楽天が1点を先制して迎えた5回に事件は起きた。楽天・嶋の放った痛烈なピッチャー返しが東の太ももを直撃。東は痛みに耐えながらボールを拾って一塁に送球し、嶋をアウトに仕留めたものの、直後にマウンドに座り込んでしまった。
負傷交代を予感させる光景にハマスタは一時、騒然。歩くこともできず、篠原貴行投手コーチに“おんぶ”される形でベンチに下がった東だったが、治療を終えると軽快なジョギングでマウンドに戻り、続く岸を三振に仕留めてファンの不安を払拭してみせた。
しかし東の不運はこれでは終わらない。続く6回には楽天の1番・茂木の打球が足の甲に接触。今度は自分の足でベンチへ……。マウンドに戻った東は、8回途中まで気合の投球を続けた。
ルーキーの頑張りにチーム一丸となって奮起した横浜DeNAは10回裏、山下幸輝の涙のサヨナラ打で勝利をつかみ取った。試合後、ラミレス監督は東に対して「8回はもっと投げさせたかった。ルーキーであれだけ投げられるのは素晴らしいし、いい馬力を備えているね」と感心しきりだった。
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