長身の投手として活躍した元プロ野球選手の門倉健氏(44)が、横浜時代の2005年に獲得した最多奪三振のタイトルについて、タイトル獲得のために中1日で登板した際の秘話を明かした。

 門倉氏は5月27日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。今季は慶応が優勝を決めていたが、最終戦の早慶戦を見守っていると放送席の話題はタイトルに。2005年の最多奪三振が、プロ生活で唯一のタイトルとなった門倉氏だが「(シーズン)最終戦の前に、あと5つ取ったら奪三振のタイトルを取れるよって言われたんです。前々日に先発していたんで、投げるかどうかという話し合いになって」と、中1日の登板でタイトルを目指すか検討したという。すると「当時の牛島監督が『タイトルなんてなかなかないから、おまえに4イニングだけ渡す』と言ってくれて。4イニングで5つ取れってことで、それで取れなかったらしょうがないよねってことになりました」と、最終戦での挑戦にGOサインが出たという。

 せっかくのチャンス到来に門倉氏も「力が入りましたね」と奮起。早打ちしてきたヤクルトの各打者に「初球からフォークをがんがん投げましたね。肘がつぶれるんじゃないかってくらい投げましたよ」と大笑い。「引退して、タイトルの盾とかトロフィーとか飾ってあるんですけど、やっぱり勲章ですよ。なかなか取れるもんじゃないので、無理して投げてよかったです」と、力を出し尽くしてのタイトルに思い出話が尽きなかった。

 (C)AbemaTV

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