![横浜DeNA・ルーキー東を支える「3つの度胸」とは? 林昌範氏が語った](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/4/7/724w/img_47a8350a1d34c12795a23f7a50ecad0d425117.jpg)
2017年、横浜DeNAを最後に現役を退いた林昌範氏が、今シーズンここまで11試合に登板して5勝3敗(防御率2.61)とチームを牽引する横浜DeNAのルーキー・東に言及。その成績を支えているという「3つの度胸」について語った。
林氏が一つ目に挙げたのは「インコースを攻め切れる度胸」。ストレートを主体とした強気の投球スタイル、さらにその投げっぷりの良さが、打者を惑わし、好成績を生む要因になっていると分析した。
次に挙げたのは「自分を貫く度胸」だ。プロの世界においては、背の低い投手は技巧派として生き残りを図っていくケースが多い。しかし林氏は「あの身長(東投手は170cm)にしては珍しいリリースポイントの高さ。そして、真上から投げ下ろすことで生まれる球筋、角度は本格派投手さながらです」と理由を説明すると「高校や大学など、プロに入る過程で、投球スタイルについて指導者から指摘を受けた経験がきっとあるはずです。しかし自分の長所を理解し、信念を貫いた結果、こうしてプロ1年目から活躍することができている」と続けた。
最後、三つ目に挙げたのは、ルーキーながらにして「ベンチでバナナを頬張れる度胸」。このことについては「監督やコーチ、先輩に囲まれたルーキーが、ベンチで堂々とバナナを頬張れる。前述した『自分を貫く』にも通ずることですが、なかなかできることではありません」と笑顔ながらに語ると、「つまり、東投手の最大の武器は精神的なタフさ。そしてそれは、投手に求められる最も重要な要素なんです」と結んだ。
交流戦を終え、リーグ戦再開となった22日、横浜DeNAは延長11回の末、3対4で中日に敗れて2位巨人と0.5ゲーム差の3位に後退した。23日の先発予定はルーキーの東。「3つの度胸」を備えた小さな巨人が、その投げっぷりでチーム再浮上の原動力になることができるのか、注目が集まる。
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