6月28日に行われた横浜DeNA対阪神の10回戦は、守備の乱れに泣いた横浜DeNAが2対3で痛い敗戦。しかし、同一カード3連敗を喫するも光明はあった。それは左肩違和感によって出遅れ、今シーズンここまで1勝と苦しんでいる今永昇太投手(24)に見えた「復調の兆し」だ。
 この日の今永は投球のリズム、球威ともに今シーズン1番の出来。運を手繰り寄せることはできず2勝目とはならなかったが、試合後には「今日はテンポ良く投球して、試合を作ることだけを考えてマウンドに上がりました。チェンジアップを有効に、しっかりと腕を振って投球することができました」と、一定の手ごたえを口にした。