![「同じ辛さを味わった」小田氏、村田のNPB復帰を阻んだ「若返りの壁」に悔しさ滲ませつつ苦言も](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/724w/img_79536e94d74d9068bf6b1d43fa805c7e483072.jpg)
日本プロ野球(NPB)への復帰を目指してBCリーグ・栃木でプレーを続けるも、7月31日の移籍期限までに実現が叶わず、8月1日に去就会見を開いた村田修一内野手(37)に対して野球解説者の小田幸平氏(41)が言及。「レベルは違うが、同じ辛さを経験した」と語り、自身も引退の際に複数球団から告げられたという「若返りの壁」について自分の事のように悔しさを滲ませつつ、苦言を呈した。
「残念で仕方ないですね」と切り出した小田氏は、NPB通算1953試合に出場して1865安打を放ち、2000本安打まで残り135本と迫っていた村田のキャリアを残念がった。
さらに小田氏は自身が引退を決意する際、複数球団から「若返り」を理由に断られた苦い経験を明かすと、「僕には2000本安打とかよく分かりません。レベルが違うんでね。ただ、彼と同じ辛さ、気持ちは味わいましたよ」と村田の無念を慮ると「でもね、若手とベテランがマッチして強いチームは出来上がるんです。それを“若返り”と言って拒絶してしまったら……」と声を絞り出すように苦言を呈した。
去就会見で9月9日の最終戦までプレー続行を明言した村田。そのことについて小田氏は「最終戦を終えるまでに現地に赴いて話を聞いてみるつもりです。一緒に戦ってきたし、素晴らしい結果を残した選手でもある。だからこそ終わり方は大事だと思うんです。何より、今までどんな気持ちで野球を続けてきたか、ぜひ聞いてみたい」と話した。
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