横浜DeNAに連敗を喫していた広島が、打線組み替えが序盤から成功した。8月4日に行われた対DeNA14回戦で、1回に3番丸が先制の2ラン。2番から8番に打順を下げた菊池も2回に3点目となるタイムリーを放つなど、前夜にサヨナラ負けした悪いイメージをあっさりと払拭した。
 菊池は7月の月間打率が2割を切ると、8月に入っても打撃不振が続いていた。広島打線の看板である田中・菊池・丸の「タナキクマル」から、2番に好調の安倍を入れる「タナアベマル」に変更。すると1回、田中が横浜DeNAの先発京山の立ち上がりを見極め、四球を選ぶと、1死後に丸が右中間に豪快な先制24号2ラン。また2回には8番菊池が二塁に西川を置いて、三遊間を抜くタイムリー。送りバントで二塁に進んだ後は、田中が放ったセンター前ヒットで俊足を飛ばして生還した。