日本将棋連盟による5月27日週の公式戦は、30日に羽生善治九段が木村一基九段と竜王戦1組の出場者決定戦で対戦。勝利すれば歴代最多の1434勝を達成する。藤井聡太七段は28日に棋王戦予選決勝、31日に竜王戦4組ランキング戦決勝と、いずれも本戦出場をかけた一局に臨む。主な対局は以下のとおり。
5月27日(月曜日)
竜王戦3組 鈴木大介九段 体 八代弥七段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 三枚堂達也六段 対 石田直裕五段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 日浦市郎八段 対 川上猛七段 (携帯中継)
5月28日(火曜日)
竜王戦1組出決 佐藤康光九段 対 久保利明九段 (携帯中継)
棋王戦予選 藤井聡太七段 対 都成竜馬五段 (AbemaTV・携帯中継)
藤井七段が挑戦者決定トーナメント出場をかけて、予選8組の決勝に登場。都成五段とは過去5戦全勝と相性がいい。決勝トーナメントは、ベスト4以上からは2敗失格システムという独自のものが採用されており、敗れた棋士同士が敗者復活戦で対局。無敗で勝ち上がった棋士と挑戦者決定二番勝負が行われ、無敗の棋士は1勝、敗者組から勝ちあがった棋士は2連勝すると挑戦権獲得となる。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
大阪王将杯王将戦一次予選 谷川浩司九段 対 小林裕士七段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 村中秀史六段 対 及川拓馬六段 (携帯中継)
5月29日(水曜日)
竜王戦4組昇決 宮田敦史七段 対 戸辺誠七段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 豊島将之名人 対 横山泰明六段 (携帯中継)
女流王位戦第3局 渡部愛女流王位 対 里見香奈女流四冠 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 中澤沙耶女流初段 対 頼本奈菜女流初段 (携帯中継)
5月30日(木曜日)
竜王戦1組出決 羽生善治九段 対 木村一基九段 (AbemaTV・携帯中継)
羽生九段が将棋史に残る新たな記録に挑戦する。5月23日に、大山康晴十五世名人が保持していた通算勝利数記録「1433」に並び、史上1位タイに。本局で勝利すれば、単独1位となる。1985年12月、史上3人目の中学生棋士としてプロデビューを果たし、1996年に史上初の七冠独占、タイトル通算99期、一般棋戦優勝45回(いずれも歴代1位)、さらには永世七冠など、数々の記録を驚異的なスピードで達成。勝利数では大山十五世名人より190局、21歳若く1443勝に到達した。ファンからは早くも前人未踏の1500勝達成を期待する声も挙がっている。本局の勝者は、広瀬章人竜王への挑戦権をかけた本戦トーナメントに、1組3位として出場が決定する。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
棋王戦予選 阪口悟六段 対 大橋貴洸四段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 八代弥七段 対 増田康宏六段 (携帯中継)
加古川青流戦 服部慎一郎三段 対 山田祥五アマ (携帯中継)
5月31日(金曜日)
竜王戦4組 菅井竜也七段 対 藤井聡太七段 (AbemaTV・携帯中継)
デビュー以来、3期連続での昇級を決めている藤井七段が、史上3人目のランキング戦3期連続優勝をかけての対局に臨む。対戦する菅井七段とは、過去2戦2敗と白星なし。今後も数多く対戦する先輩棋士に、三度目の正直で初勝利なるか。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
棋王戦予選 鈴木大介九段 対 石井健太郎五段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 千田翔太七段 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 三枚堂達也六段 対 杉本和陽四段 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 里見香奈女流四冠 対 伊藤沙恵女流三段 (携帯中継)
6月2日(日曜日)
AbemaTVトーナメント予選Cブロック 八代弥七段、増田康宏六段、伊藤沙恵女流三段 ※非公式戦 (AbemaTV)
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