いよいよ真打ちの登場だ。持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算という、プロ棋士でもほとんど経験がない超早指しルールの中で、圧巻の強さを見せた藤井聡太七段(16)が、連覇を目指してAbemaTVトーナメントに帰ってくる。公式戦でも全棋士参加の朝日杯将棋オープン戦を連覇しているだけに、まさに大本命だ。
将棋界の棋戦は大きく8つあるタイトル戦と、その他の一般棋戦に分けられる。タイトル戦は予選から持ち時間が数時間あるものが多いのに対し、若手棋戦を除く一般棋戦はいわゆる「早指し戦」。タイトル保持者や賞金ランキング上位者などが出場する「将棋日本シリーズ」においては、持ち時間10分(考慮時間5分)だ。