持ち時間5分、1手につき5秒が加算される将棋の超早指し戦「第2回AbemaTVトーナメント」の準決勝(三番勝負)が7月14日に放送され、前回優勝者の藤井聡太七段(16)が木村一基九段(46)をフルセットの末、2-1で下し、決勝に進出した。決勝は早見え早指しの強者・糸谷哲郎八段(30)と戦う。
「最速最強」を目指す若者が、「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つベテランの受けを、悩みながらも突き破った。若手有利と言われる早指し戦において、負けず劣らずの早指しを見せる木村九段を警戒しつつも、徐々に自分の力を呼び起こし、そして勝ち進んだ。