現役関取最年長40歳の安美錦が十日目にあたる7月16日、引退を表明した。十両十一枚目で迎えた今場所は初日黒星の後、二日目は新十両竜虎の上手投げに屈したが、その際に古傷の右膝を負傷。翌三日目から休場となり、当初は再出場の可能性を示唆していたが、その目処が立たないまま十日目まで休場が続き、十両残留の目安となる6勝を挙げる可能性もなくなり、20年ぶりの幕下への陥落がほぼ確実となった時点で22年半にわたる相撲人生にピリオドを打つことを決断した。