持ち時間5分、1手につき5秒が加算される将棋の超早指し戦「第2回AbemaTVトーナメント」の決勝(三番勝負)が7月21日に放送され、前回優勝者の藤井聡太七段(17)が、糸谷哲郎八段(30)をフルセットの末、2-1で勝利し、大会連覇を達成した。限られた時間での読み、決断が求められる対局の中、長時間対局ばりの指し手を見せ、改めて棋界に「最速最強」であることを示した。
早指し戦における超強敵との激闘を制し、再び頂点に立った。全ての戦いを終えた後「最後はなんとか勝つことができてよかったです」と、ギリギリの戦いだったことを思い出し、ホッとした笑みを浮かべた。早見え早指しで知られる強豪・糸谷八段と、フルセットの激闘。自ら「相当危なかった」と思う場面もあっただけに、大会連覇は前回の優勝時とはまた違った達成感に包まれた。