「RTDトーナメント2019」ファイナル(決勝) 3・4回戦(全6回戦)が9月1日に放送され、内川幸太郎(連盟)は4戦目でラスを引き、トータル3位で残り2戦を迎えることになった。
決勝3戦目、3着フィニッシュだった内川は、優勝するためには残り3戦中2勝は必須と決意し「次の半荘が勝負所」と4戦目に臨んだ。
内川は南1局、一気通貫・赤・ドラで8000点をトータルトップの佐々木寿人(連盟)からヤミテンで打ち取り、内川トップ、佐々木ラスという理想の並びを作った。
しかし南4局2本場、6万点台のトップ目に浮上していた佐々木に4万点差をつけられてしまい「あれ以上、素点を稼がれると5~6回戦が苦しくなる」と2着目をキープしたまま対局を終わらせようと前に出た結果、親番・佐々木にリーチ・一気通貫・ホンイツで1万8000点(+600点)を放銃し、4着目に後退した。
対局後「後悔はまったくありません」と己の決断を受け入れた内川。「5回戦に集中して、最後まで諦めずにやりたい」とラスト2戦にすべてをかける。【福山純生(雀聖アワー)】
【ファイナル4回戦の成績】
1位 佐々木寿人(連盟)7万8900点 +98.9
2位 勝又健志(連盟)8900点 ▲11.1
3位 藤崎智(連盟)7200点 ▲32.8
4位 内川幸太郎(連盟)5000点 ▲55.0
【ファイナル4回戦終了時点でのトータルポイント】
1位 佐々木寿人(連盟)+206.2(4/6)
2位 勝又健志(連盟)+21.6(4/6)
3位 内川幸太郎(連盟)▲66.6(4/6)
4位 藤崎智(連盟)▲161.2(4/6)
※連盟=日本プロ麻雀連盟
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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