自分を応援してくれるファンへの思い、申し訳なさ。人のためにと思って土俵に立とうとした結果、逆にファンに支えられて賜杯を抱くことになった。9月8日から始まる秋場所で、先場所に続く2場所連続優勝を狙う横綱・鶴竜(井筒)は「(名古屋場所の)優勝は、自分だけでやっているんじゃないなと、ファンに支えられて土俵に立てているんだと、改めて感じた」と振り返った。日頃から心優しい横綱として知られる鶴竜は、しみじみと当時の心境を口にした。