＜大相撲秋場所＞◇九日目◇16日◇東京・両国国技館
関脇・貴景勝（千賀ノ浦）が、前頭四枚目・玉鷲（片男波）を押し出しで破り、大関復帰となる10勝まであと3勝となる、7勝目を挙げた。
新大関の場所で右膝を痛め、2場所連続休場で大関から陥落した貴景勝だが、故障から復帰した今場所は力感あふれる相撲を展開。持ち前の突き押し相撲を見せ、前日にはライバル御嶽海にも快勝を収めていた。
この日の一番では、休場知らずの実力者・玉鷲を相手に、重く鋭い立ち合いから、激しい突き押し合戦に。一時は玉鷲の反撃を受けたものの、一発一発の重みで勝る貴景勝が徐々に勝り、休まず攻め切った。
これで大関復帰となる10勝まであと3勝。終盤戦に向けて全勝力士もいなくなるなど、復帰を優勝で飾る可能性も十分に出てきた。
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