将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が9月25日、王位戦予選で竹内雄悟五段(31)を124手で下し、初戦を突破した。
王位のタイトルは25・26日の2日間で行われる王位戦七番勝負の最終第7局により、豊島将之王位(名人、29)か木村一基九段(46)のいずれかが手にする。既に次期挑戦者を決める予選がスタートしており、藤井七段は第7ブロックの2回戦からの出場となった。
先手の竹内五段がゴキゲン中飛車を採用する中、藤井七段は常に持ち時間でリードを許す展開に。中盤以降も苦しむ中で、徐々にペースを掴むと、最終盤は一気の寄せ切った。
対局後、藤井七段は「中盤のはじめあたりから手が広くて難しい将棋でした。選択を誤ってしまったところが多かったので、そのあたりが課題かなと思います」と振り返ると、今後については「王位戦は予選で敗れているので、リーグに入れるように頑張りたいと思います」と、目標を口にした。また、開催中の七番勝負については「非常に白熱した七番勝負だなと思って観戦しています」とコメントした。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)