将棋の順位戦A級4回戦が10月3日に行われ、渡辺明三冠(35)と羽生善治九段(49)が、午前10時から対局中だ。
渡辺三冠はタイトル通算23期、羽生九段は歴代最多の99期と、どちらも長い将棋界の歴史に名を刻む名棋士同士の対局だが、今回が通算78回目の手合。過去の成績は羽生九段の40勝37敗と拮抗している。
渡辺三冠は、8つあるタイトルのうち3つの保持することから、現役最強の呼び声も高く、まだ経験のない名人位獲得で、四冠を目指している。7つのタイトルで永世称号を得ている羽生九段は、大記録のタイトル100期に王手をかけているものの、あと一歩で達成を逃しているだけに、次のチャンスを獲得したいところだ。