17日にプロ野球ドラフト会議が行われ、日本の高校史上最速163kmのストレートを投げる“令和の怪物”こと岩手・大船渡高校の佐々木朗希投手が、4球団競合の末にロッテの1巡目指名を受けることが確定した。その瞬間を佐々木は口を結び、無表情で迎えると、報道陣の「緊張したのか?」という問いに「はい」と短く答え、「ほっとしている」と漏らした。
そんな佐々木の心境をスポーツ取材の経験が豊富な作家である乙武洋匡氏は「ロッテとなって“大丈夫かな”という部分は正直あったのではないか」と推察。その理由については「佐々木君は、メンタルや身体ができあがっていないということは本人自身も分かっていると思う。だから、育成能力のある球団が俺を引いてくれと思っていたのでは」と続けた。
話題に上がった「佐々木投手のメンタル」について持論を展開したのは、高校野球大好き芸人で、著書に「甲子園マル笑伝説!」があるお笑いタレントのかみじょうたけし。かみじょうは「佐々木投手はどれくらい化けるのかが全く分からない。18.44m先にめちゃくちゃ速い球を投げるだけの競技なら佐々木君だと思うが、バッターがいる。例えば、岩手大会決勝で投げないと言われた時に、大阪の大阪桐蔭や履正社のエースだと“自分が投げる。自分が投げないと勝てない”と。ピッチャーとはそういう生き物だ。ピッチャーとしての気持ちの部分がどうなのか」との見方を示した。
すると乙武氏は「私が注目しているのは、阪神が指名した西選手だ。かみじょうさんがおっしゃっていたピッチャーに1番必要なのはハートではないかというところで、ハートを持った選手。2年生の時に甲子園に出て、ものすごいピッチングをして気持ちが入り過ぎてガッツポーズを連発したら、高野連から注意が入って、次の試合にバランスを崩してめっちゃ打たれた選手だ。でも3年生になって、そういったメンタルのむらっ気も抑えられて、ものすごくいいピッチャーに成長した。元々ハートが強い。阪神に入ったので、封じられたガッツポーズを甲子園でガンガンやってほしい」と期待を寄せた。(AbemaTV『AbemaPrime』より)
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