将棋の藤井聡太七段(17)が11月8日、ヒューリック杯棋聖戦の二次予選で阿部隆八段(52)と午前10時から対局を開始した。藤井七段の対局は5日の順位戦C級1組6回戦(青嶋未来五段戦)に続き、今週2局目。
藤井七段は一次予選を勝ち抜き、二次予選に進出。本戦トーナメントに出場するには、阿部八段を含め、3連勝が必要だ。一次予選から挑戦者決定戦まで全てトーナメントの一本道で、その先には現タイトル保持者・渡辺明棋聖(棋王、王将、35)が待っている。
王将戦では挑戦者決定リーグ戦で3勝1敗と最年少タイトル挑戦に向けて好調、順位戦C級1組では開幕から6連勝と、強敵との対戦が増えた中でも、好成績を維持している。公表されている成績は28勝9敗、勝率.757で、対局数2位、勝数1位、勝率5位とハイレベルでランクインしている。さらにペースを上げれば、実質的なデビュー年度である2017年度から3年連続での勝率8割超えも視野に入ってくる。
阿部八段とは過去に1度対戦があり、藤井七段が勝っている。棋聖戦は、屋敷伸之九段(47)が最年少でのタイトル挑戦、獲得を達成した棋戦でもあるが、3期目の挑戦でどこまで進めるか。
持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は藤井七段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)