将棋の竜王戦七番勝負第4局が11月21日、山梨県甲府市「常磐ホテル」で午前9時から行われている。初防衛を目指す広瀬章人竜王(32)の先手、初竜王を目指す豊島将之名人(29)の後手で、戦型は矢倉の出だしから進行している。
竜王戦史上5度目となる「竜王対名人」の頂上決戦だが、ここまで豊島名人が一気の3連勝で、早くも奪取に王手をかけている。豊島名人が勝てば、史上4人目となる「竜王・名人」の快挙も同時に達成する。広瀬竜王からすれば昨期、羽生善治九段(49)とフルセット戦い抜き、ようやく手にしたタイトルだけに、大逆転防衛に向けてまずは1勝挙げたいところだ。