日本将棋連盟による12月9日週の公式戦は、9日に羽生善治九段、10日に藤井聡太七段がそれぞれ棋聖戦二次予選に登場。また先日、豊島将之竜王・名人となった竜王戦も、1組をはじめ続々と予選の対局が組まれている。主な対局は以下のとおり。
12月9日(月曜日)
竜王戦5組 藤森哲也五段 対 梶浦宏孝五段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 広瀬章人八段 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 羽生善治九段 対 千田翔太七段 (AbemaTV・携帯中継)
過去16期保持した棋聖位獲得に向けて、羽生九段が二次予選からスタートを切る。渡辺明棋聖(棋王・王将)に挑戦するには、1つの負けも許されないトーナメントの一本道。AIでの研究で有名な千田七段は、デビュー以来、毎年のように年度勝率7割超えを記録する若手実力者だ。持ち時間は各3時間。先手・後手は振り駒で決まる。
新人王戦 黒田尭之四段 対 石川優太四段 (携帯中継)
12月10日(火曜日)
叡王戦本戦 藤井猛九段 対 飯島栄治七段 (ニコニコ生放送・携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 北浜健介八段 対 藤井聡太七段 (AbemaTV・携帯中継)
藤井七段は一次予選を勝ち抜き、二次予選に進出。1回戦では阿部隆八段を下して、勝ち上がった。王将戦の挑戦者決定リーグでは、惜しくも最年少でのタイトル挑戦はかなわなかったが、この棋聖戦が記録更新のラストチャンスとなっている。なお、屋敷伸之九段が最年少でのタイトル挑戦、獲得の記録を作ったのも、この棋聖戦だ。本局を含めて2連勝すれば、本戦出場が決定する。今年度も対局数、勝数、勝率の各部門で、トップ5に入る好成績を残しているが、本局でさらに数字を伸ばせるか。持ち時間は各3時間。先手・後手は振り駒で決まる。
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 大石直嗣七段 対 澤田真吾六段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦トーナメント 塚田恵梨花女流初段 対 礒谷真帆女流初段 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 谷口由紀女流二段 対 石本さくら女流初段 (携帯中継)
12月11日(水曜日)
叡王戦本戦 菅井竜也七段 対 増田康宏六段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 久保利明九段 対 村山慈明七段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 糸谷哲郎八段 対 平藤真吾七段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦二次予選 久保か村山 対 糸谷か平藤 (携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦トーナメント 甲斐智美女流五段 対 伊藤沙恵女流三段 (携帯中継)
12月12日(木曜日)
順位戦C級2組 高見泰地七段 対 山本博志四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 上村亘五段 対 三枚堂達也七段 (携帯中継)
順位戦C級2組 牧野光則五段 対 今泉健司四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 出口若武四段 対 古森悠太四段 (携帯中継)
12月13日(金曜日)
竜王戦4組 谷川浩司九段 対 矢倉規広七段 (携帯中継)
竜王戦6組 藤原直哉七段 対 里見香奈女流四冠 (携帯中継)
王位戦予選 渡辺明三冠 対 佐藤天彦九段 (携帯中継)
王座戦一次予選 青野照市九段 対 青嶋未来五段 (携帯中継)
新人王戦 渡辺和史四段 対 渡部愛女流三段 (携帯中継)
竜王戦6組 大平武洋六段 対 小山怜央アマ (携帯中継)