<大相撲大阪場所>◇二日目◇9日◇東京・エディオンアリーナ大阪
関脇・正代(時津風)が前頭筆頭・高安(田子ノ浦)をすくい投げで下し、2勝目をあげた。
立ち合いは真っ向からぶつかる高安の形だったが、弾き飛ばすまでには至らず正代が踏みとどまる。高安を組み止めた正代がそこですくい投げを見せると、ひざから崩れ落ちるような形で高安は土俵に倒れ込んでしまった。
解説を務める元小結・旭道山は「立ち合いは高安さんよかったんですよ」と高安の立ち合いを褒めたが、「正代さんが右から下手を振ると、高安さんの右ひざが『カクッ』と入るような感じで。足の踏ん張りが(効かなかった)。番付が落ちて気落ちしたりすると、まず足にきますからね」と高安の敗因を推測した。