花田虎上氏、琴奨菊の巧なまわし使いを解説 「柔らかい一枚目をわざと取らせる」 大相撲 2020/03/15 08:50 拡大する <大相撲大阪場所>◇七日目◇14日◇エディオンアリーナ大阪 前頭十三枚目の琴奨菊(佐渡ヶ嶽)が前頭十七枚目・明生(立浪)をすくい投げで下して4勝目を挙げた。【映像】琴奨菊の技が光った一番(20分後頃) 立ち合いで得意の左四つになった琴奨菊に対し、明生も右のまわしに手をかけたが、一枚まわしだったために緩み、力がうまく伝わらずに琴奨菊のすくい投げを堪えることができずに5敗目を喫した。AbemaTVで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「明生が取ったまわしが一枚だった。琴奨菊は一枚のまわしを柔らかく巻いているので伸びてしまう。相手は引きつけが効かないので、二枚目、三枚目のまわしも取らなければ上手を取った意味がなくなってしまう」と話すと、さらに「(琴奨菊は)左を差してから、右上手を取らせるが、わざと柔らかく巻いている一枚目だけを取らせる。二枚目、三枚目は固く巻いているので」と琴奨菊のまわしの巧な使い方について独自の視点で補足した。 続きを読む