プロ将棋界初の団体戦「AbemaTVトーナメント」のチームを決めるドラフト会議の模様が4月4日に放送された。12人いるリーダーの一人、三浦弘行九段(46)が指名したのは、デビュー早々にタイトル挑戦を果たした新星・本田奎五段(22)と高野智史五段(26)。実は三浦九段、ドラフト当日までこの2人の連絡先すら知らなかった。会議後の囲み取材でも「まずは将棋連盟に連絡先を聞くところですかね」と答えた。早指し戦で若手有望株を指名するのは戦略上考えられることではあるが、それ以前に心の中では「親しい棋士はあえて外す」という決め事を作っていた。