将棋盤を挟むまでに戦いが始まるのだとすれば、このチームほど重厚感に溢れ、プレッシャーをかけられるところはない。プロ将棋界初の団体戦となった「第3回AbemaTVトーナメント」。リーダーの一人である佐藤康光九段(50)は、4月4日に放送されたドラフト会議で森内俊之九段(49)、谷川浩司九段(58)と永世名人の有資格者を続けて指名した。自らも名人経験者で、現在は日本将棋連盟会長。ドラフトの感想を聞かれても「強そうなチーム?あんまりないですね」とニヤリ。切れ味あるトークでもファンを喜ばせる“会長”佐藤康九段が、熟練の技と経験で若手が集う超早指し戦で怒涛の快進撃を狙う。