「リーダーが勝負弱かったばかりに、若手の活躍の場がなくなって申し訳ない」豊島将之竜王・名人が敗れて見せた“先輩魂”/将棋・AbemaTVトーナメント 将棋三浦弘行,豊島将之 2020/04/26 09:56 拡大する 普段は穏やかで物静かな将棋界のトップ棋士から、聞き慣れない言葉が生まれた。「リーダーが勝負弱かったばかりに、若手の活躍の場がなくなって申し訳ない」。将棋の豊島将之竜王・名人(29)が、反省と後輩2人への謝罪を口にした。▶映像:豊島将之竜王・名人、無念の一局 豊島竜王・名人がそんな言葉を発したのは、4月25日に放送された、超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Aリーグ・プレーオフ。勝てば決勝トーナメント進出、負ければ予選敗退という大一番で、三浦弘行九段(46)に102手で敗れた。三浦九段もタイトル歴があり順位戦A級という実力者。竜王・名人とはいえ、時には敗れることもあるが、チームメイトの佐々木勇気七段(25)、斎藤明日斗四段(21)という2人の活躍の機会を消してしまったことに、先輩としての思いがこぼれた。 続きを読む