「うそ…」「事件きた」わずか残り0.8秒!時間切れ負け寸前に全員が大パニック/将棋・AbemaTVトーナメント

 息を呑む戦いが一転して、大パニックに陥った。5月16日の放送された将棋の「第3回AbemaTVトーナメント」の大将戦・第2局、渡辺明三冠(36)と佐々木大地五段(24)の対局中、佐々木五段が持ち時間を増減させるチェスクロックを押しミスし、あわや時間切れ負けという大ピンチに見舞われた。プロの棋士が放送対局で切れ負けとなれば、“大事故”級のハプニングなだけに、対局している両者はもちろん、観戦していた棋士・女流棋士ら全員が「うそ…」「ひえー!」と大パニックに陥った。

▶映像:“事故”寸前、大パニック

 局面は、両者勝負どころの最終盤。持ち時間5分ながら1手指すごとに5秒加算という独自のルールで行われたが、両者とも持ち時間が20秒を切るところで、息詰まる熱戦を繰り広げていた。

「うそ…」「事件きた」わずか残り0.8秒!時間切れ負け寸前に全員が大パニック/将棋・AbemaTVトーナメント

 佐々木五段が鋭く斬り込んでいたところ、ここでハプニングが発生。残り19秒のところで指したものの、チェスクロックの押し方が不十分だったため、そのまま持ち時間が1秒、また1秒と減ることに。残り10秒となると1秒ずつ「ピッ、ピッ」と音が鳴るが、残り5秒になっても佐々木五段は事態に気づかず、渡辺三冠は佐々木五段の行動を見守っていた。

 3秒、2秒とタイムリミットが近づくと、佐々木五段が参加しているチーム稲葉のリーダー・稲葉陽八段(31)、山崎隆之八段(39)は、観戦していた会議室で大騒ぎに。いち早く「佐々木君、時計押してない」と稲葉八段が気づくと、山崎八段も「佐々木くん!佐々木くん!佐々木くん!ひやー!ちょっとちょっと!」とモニタに向かって叫び続けた。また、大盤解説で聞き手を務めていた伊藤沙恵女流三段(26)も「うそ…」と、今にも起きようとしている惨事に、言葉が続かなかった。

「うそ…」「事件きた」わずか残り0.8秒!時間切れ負け寸前に全員が大パニック/将棋・AbemaTVトーナメント

 それでも残り1秒を切り、0.8秒かというところで佐々木五段が気づき、慌ててチェスクロックをプッシュ。ぎりぎりで奇跡的に時間切れ負けを逃れると、稲葉八段・山崎八段の2人は胸をなでおろした。

 だが、対局を続けている2人の精神状態は、穏やかではない。押しミスをしてしまった佐々木五段が「いやー」と頭を抱えれば、よもや残り1秒で気づくと思っていなかった渡辺三冠も、対局中ながら「(切れるのを)待っていたから」とパニックに。残り11秒の中で慌てて指し進め、なんとか対局が続いた。

 さらには対局を見守っていた視聴者たちも騒然。「びびったw」「うわああああああああああ」「やっちまったあー」「事件きたああ」という悲鳴のようなものから、「あぶねえええ」「動揺するな」「やっぱりナベは面白い」など、大量のコメントが寄せられた。

「うそ…」「事件きた」わずか残り0.8秒!時間切れ負け寸前に全員が大パニック/将棋・AbemaTVトーナメント

 なお本局の結果は渡辺三冠の勝利。対局後は「途中でハプニングがあって、こっちも動揺しました。僕は気づいていて教えようかとも思った。たぶん個人戦だったら教えてたんですけど、チーム戦だし黙ってようかと思って。切れるのを待ってたら1秒で気づいちゃって、逆にこっちも慌てた。5、4、3、2、1の『1』で叩いたから」と苦笑いしっぱなしだった。

◆第3回AbemaTVトーナメント

 持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

 豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)

(ABEMA/将棋チャンネル)

▶映像:“事故”寸前、大パニック

時間切れ負けの大ピンチ
時間切れ負けの大ピンチ
ABEMA

▶映像:大ピンチに一流棋士の心拍数が急上昇

タイトル25期の実力者が大慌て
タイトル25期の実力者が大慌て
ABEMA