将棋の藤井聡太七段(17)が6月2日、ヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメント準決勝で佐藤天彦九段(32)と、現在対局中だ。藤井七段は新型コロナウイルス感染拡大による対局延期の影響もあり4月10日以来、53日ぶりの対局。久々の登場ながら、いきなり最年少タイトル挑戦の可能性をつなげるための、大事な一局になっている。戦型は角換わり腰掛け銀になった。
公式戦については2カ月近いブランクとなった藤井七段だが、新たな記録更新に向けて、本局は落とせない。屋敷伸之九段(48)が持つ最年少タイトル挑戦記録は17歳10カ月24日。藤井七段が更新するためには、本局および続く決勝(4日)と連勝し、挑戦権を得ることが必要だ。
渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と挑戦者が戦う五番勝負は8日に開幕。藤井七段が挑戦者となった場合は、17歳10カ月20日で第1局を迎えるため、わずか4日ながら新記録達成となる。
対戦している佐藤九段は、名人3期の実績を持つ実力者。両者の過去の対戦は1度だけあり、この時は藤井七段が勝っている。
対局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は藤井七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
佐藤天彦九段 豚しゃぶ弁当(梅しそだれ) 藤井聡太七段 豚と厚揚げ卵とじ弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
佐藤天彦九段 3時間23分(消費37分) 藤井聡太七段 3時間8分(消費52分)
(ABEMA/将棋チャンネル)