いよいよ開幕だ。将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月8日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と午前9時から対局を開始した。藤井七段は17歳10カ月20日と、史上最年少でタイトル戦に登場。次なる目標、最年少タイトル獲得を目指し、記念すべき初陣を飾れるか。
藤井七段は2016年10月に史上最年少、14歳2カ月で四段昇段しプロデビュー。直後にデビュー以来29連勝という大記録を打ち立て、一躍全国区で知られる棋士となりフィーバーを巻き起こした。年々、対戦相手のレベルが上がる中、年度勝率は3年連続で8割台をキープ。デビューから3年8カ月で念願のタイトル挑戦にたどり着いた。
迎え撃つ渡辺棋聖も、藤井七段と同じく中学生時代にプロデビューを果たした天才棋士の一人。通算タイトル25期は現役3位で、2019年度には自身2度目となる最優秀棋士に選ばれるなど“現役最強”と評価する人も多い。
両者の対戦は過去に1度だけあり、その際は藤井七段が勝利している。持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は藤井七段。第2局以降は交互で入れ替わり、最終第5局になった場合は、再度振り駒する。ABEMAでは五番勝負全局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)