日本将棋連盟による6月8日週の公式戦は、藤井聡太七段のタイトル挑戦がスタート。8日にヒューリック杯棋聖戦五番勝負で、渡辺明棋聖(棋王、王将)と対戦する。また10日には王座戦二次予選、13日には王位戦挑戦者決定リーグと、先週の2局に続き今週は3局と多忙な日程だ。また、渡辺棋聖は10日から名人戦七番勝負で豊島将之竜王・名人に挑戦する。主な対局は以下のとおり。
6月8日(月曜日)
ヒューリック杯棋聖戦第1局 渡辺明棋聖 対 藤井聡太七段 (ABEMA・携帯中継)
藤井七段は17歳10カ月20日で、史上最年少でのタイトル挑戦。デビューから3年8カ月で、目標としているタイトル挑戦までたどり着いた。渡辺棋聖とは過去1回の対戦があり、藤井七段が勝っている。持ち時間は各4時間で、先手は藤井七段。第2局以降、先手・後手は交互に入れ替わる。
竜王戦3組昇決 村山慈明七段 対 高見泰地七段 (携帯中継)
王将戦一次予選 鈴木大介九段 対 青嶋未来五段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 西田拓也四段 対 池永天志四段 (携帯中継)
6月9日(火曜日)
竜王戦3組昇決 高橋道雄九段 対 遠山雄亮六段 (携帯中継)
棋王戦予選 千葉幸生七段 対 金井恒太六段 (携帯中継)
新人王戦 石川優太四段 対 斎藤優希三段 (携帯中継)
女流王位戦第2局 里見香奈女流王位 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
6月10・11日(水・木曜日)
名人戦第1局 豊島将之名人 対 渡辺明三冠 (ABEMA・携帯中継)
昨期、初の名人となった豊島名人と、棋聖戦では防衛戦の最中である渡辺三冠との対決。両者ともに充実期を迎え、将棋界の最高峰とも言える頂上決戦だ。持ち時間は各9時間の2日制。先手・後手は振り駒で決まり、第2局以降は交互に入れ替わる。
6月10日(水曜日)
竜王戦2組昇決 森内俊之九段 対 八代弥七段 (携帯中継)
王座戦二次予選 藤井聡太七段 対 大橋貴洸六段 (ABEMA・携帯中継)
注目のタイトル戦から、藤井七段は中1日で登場。本局に勝利すれば、挑戦者決定トーナメントに進出する。持ち時間は各5時間と長く、対局が続く藤井七段にとっては体力、疲労にも気を遣う日々になる。先手・後手は振り駒で決まる。
棋王戦予選 石井健太郎五段 対 斎藤明日斗四段 (携帯中継)
6月11日(木曜日)
竜王戦3組昇決 畠山鎮八段 対 増田康宏六段 (携帯中継)
竜王戦6組 西山朋佳女流三冠 対 星野良生四段 (携帯中継)
順位戦B級1組 木村一基王位 対 阿久津主税八段 (携帯中継)
順位戦B級1組 松尾歩八段 対 久保利明九段 (携帯中継)
6月12日(金曜日)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 田中悠一五段 対 黒沢怜生五段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 田村康介七段 対 田中か黒沢 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦挑決 上田初美女流四段 対 伊藤沙恵女流三段 (携帯中継)
6月13日(土曜日)
王位戦挑決リーグ 豊島将之竜王・名人 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 永瀬拓矢二冠 対 本田奎五段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 羽生善治九段 対 菅井竜也八段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 鈴木大介九段 対 佐藤秀司七段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 稲葉陽八段 対 上村亘五段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 阿部健治郎七段 対 藤井聡太七段 (ABEMA・携帯中継)
藤井七段、今週3局目の対局。白組で4連勝しており、本局に勝利すれば優勝決定。挑戦者決定戦が決まるが、敗れた場合には4勝1敗で、羽生善治九段か菅井竜也八段の勝者とのプレオ-オフが決まる。持ち時間は各4時間、先手・後手は振り駒で決まる。
王位戦挑決リーグ 永瀬拓矢二冠 対 本田奎五段 (携帯中継)
6月14日(日曜日)
AbemaTVトーナメント 永瀬拓矢二冠・藤井聡太七段・増田康宏六段 対 広瀬章人八段・青嶋未来五段・黒沢怜生五段 ※非公式戦 (ABEMA)
(ABEMA/将棋チャンネルより)