将棋の名人戦七番勝負第1局が6月10日、三重県鳥羽市「戸田家」で行われている。豊島将之名人(竜王、30)は初防衛、渡辺明三冠(36)は初の名人獲得を目指す。将棋界のトップに君臨する両者による“頂上決戦”だ。
豊島名人は昨期、初の名人を獲得。タイトル通算4期で、全て挑戦者として記録している。棋聖、王位では防衛に失敗しており、今回が3度目の挑戦だ。21日からは永瀬拓矢叡王(王座、27)との叡王戦七番勝負が決まっており、防衛と奪取を同時に狙う。
渡辺三冠は通算25期のタイトル歴を誇るが、名人は今回が初挑戦。現在、棋聖戦五番勝負では藤井聡太七段(17)の挑戦を受けており、同じく2つの番勝負を並行して戦っている。
両者の過去の対戦成績は豊島名人が11勝、渡辺三冠が16勝。直近5局では豊島名人が4勝1敗とリードしている。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は豊島名人。戦型は角換わり腰掛け銀になった。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わる。ABEMAでは名人戦七番勝負を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之名人 ミニ会席 渡辺明三冠 親子丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之名人 6時間55分(消費2時間5分) 渡辺明三冠 7時間57分(消費1時間3分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)