日本将棋連盟による6月15日週の公式戦は、18日に名人戦七番勝負の第2局が開催。初防衛を目指す豊島将之名人は、初勝利なるか。20日には竜王戦ランキング戦で史上初の4期連続優勝を目指す藤井聡太七段が、師匠の杉本昌隆八段と対決。21日からは叡王戦七番勝負も開幕し、永瀬拓矢叡王が防衛を目指す。主な対局は以下のとおり。
6月15日(月曜日)
竜王戦2組昇決 藤井猛九段 対 鈴木大介九段 (携帯中継)
棋王戦予選 大橋貴洸六段 対 石川優太四段 (携帯中継)
6月16日(火曜日)
竜王戦6組決勝 高野智史五段 対 星野良生四段 (携帯中継)
順位戦C級1組 森下卓九段 対 青嶋未来五段 (携帯中継)
順位戦C級1組 豊川孝弘七段 対 三枚堂達也七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 西尾明七段 対 高見泰地七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 阪口悟六段 対 佐藤秀司七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 先崎学九段 対 古森悠太五段 (携帯中継)
6月17日(水曜日)
竜王戦3組昇決 行方尚史九段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)
王将戦二次予選 佐藤康光九段 対 近藤誠也七段 (携帯中継)
女流王位戦第3局 里見香奈女流王位 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
6月18・19日(木・金曜日)
名人戦第2局 豊島将之名人 対 渡辺明三冠 (ABEMA・携帯中継)
白熱した終盤となった第1局は、名人初挑戦の渡辺三冠が制した。豊島名人は週末から叡王戦、渡辺三冠は藤井聡太七段との棋聖戦と、両者とも並行してタイトルをかけた番勝負をこなすハードスケジュール。2日間の長丁場でもあるだけに、コンディションにも気を遣う戦いになりそうだ。持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺三冠。
6月18日(木曜日)
竜王戦1組出決 永瀬拓矢二冠 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
順位戦C級2組 阿部光瑠六段 対 長岡裕也五段 (携帯中継)
順位戦C級2組 瀬川晶司六段 対 本田奎五段 (携帯中継)
順位戦C級2組 田中悠一五段 対 今泉健司四段 (携帯中継)
6月19日(金曜日)
竜王戦2組決勝 丸山忠久九段 対 佐々木勇気七段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 久保利明九段 対 松尾歩八段 (携帯中継)
王将戦二次予選 石田直裕五段 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
女流王座戦二次予選 中村真梨花女流三段 対 渡辺弥生女流初段 (携帯中継)
倉敷藤花 北村桂香女流初段 対 磯谷祐維アマ (携帯中継)
6月20日(土曜日)
竜王戦3組決勝 杉本昌隆八段 対 藤井聡太七段 (ABEMA・携帯中継)
史上最年少のタイトル挑戦で、再び日本中の注目を集めている藤井七段が、新たな記録をかけて師匠・杉本八段と対決する。藤井七段は6組、5組、4組と3期連続でランキング戦優勝。今回、3組で優勝すれば史上初の4期連続優勝となる。決勝進出したため、既に2人目となる4期連続昇級は決めているが、3組の本戦出場は優勝者のみ。2018年に公式戦初対決し勝利している師匠に、今回も勝利できるか。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
6月21日(日曜日)
叡王戦第1局 永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王・名人 (ニコニコ生放送・ABEMA・携帯中継)
4月に予定されていた叡王戦七番勝負は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、約2カ月延期に。緊急事態宣言が解除された後、6月には両者とも一気に対局が組まれ、多忙な日々を送っている。お互い、中2日での対局になるが先勝するのはどちらか。持ち時間は各5時間で、先手は永瀬叡王。
AbemaTVトーナメント チーム永瀬 対 Abemaドリームチーム ※非公式戦(ABEMA)
(写真提供:日本将棋連盟)